キャッシュフロー計算書

用語の意味

キャッシュフロー計算書とは、企業の財務諸表の一つであり、資金の流れ(キャッシュフロー)を定められた規則に従って作成される会計資料のことである。 キャッシュフロー計算書は、期首からどのように現金等(キャッシュ)が出入りし、期末の残高はいくらか、を示す会計資料である。 貸借対照表損益計算書と、このキャッシュフロー計算書の3点を「財務三表」と呼ぶ。

キャッシュフロー計算書は、現金等の変動要因がわかるように、会計期間における現金等の変動を、営業活動・投資活動・財務活動に区分し、当該会計期間におけるフリー・キャッシュ・フロー(自由なお金)の増減を表示する。

参考例

キャッシュフロー計算書
20XX/4/1 - 20XY/3/31

 FreeSMAT.Inc
単位:千円 
摘要 金額
Ⅰ. 営業活動によるキャッシュフロー
当期純利益 1,000
減価償却費 150
売上債権の増減 ▲100
棚卸資産の増減 ▲70
仕入債務の増減 ▲80
営業活動によるキャッシュフロー 900
Ⅱ. 投資活動によるキャッシュフロー
減価償却資産取得 ▲850
投資活動によるキャッシュフロー ▲850
Ⅲ. 財務活動によるキャッシュフロー
借入金の増減 750
財務活動によるキャッシュフロー 750
Ⅳ. 現金及び現金同等物の増減額 800
Ⅴ. 現金及び現金同等物の期首残高 500
Ⅵ. 現金及び現金同等物の期末残高 1,300
(補足説明)
名称 内容
営業活動によるキャッシュフロー 本業の営業活動による現金等の増減
投資活動によるキャッシュフロー 投資(固定資産や有価証券など)による現金等の増減
財務活動によるキャッシュフロー 資金調達(借入金、社債など)による現金等の増減
現金及び現金同等物(フリーキャッシュフロー) 企業が自由に使える現金等(キャッシュ)