貸借対照表

用語の意味

貸借対照表とは、企業の財務諸表の一つであり、一定の時点(期末など)における企業の財務状態を明らかにするために作成される表で,負債・資本・資産を示したものである。 バランスシートとも呼ばれ、B/Sと記載することもある。 貸借対照表の表示形式は、左側(借方)に資産の明細を記した「資産の部」が表示され、右側(貸方)に資本の調達状況を記した「負債の部」と「純資産の部」が表示される。 損益計算書キャッシュフロー計算書と、この貸借対照表の3点を「財務三表」と呼ぶ。

貸借対照表は、右側(貸方)に記載された資金の調達内容が、左側(借方)に記載された資産の状態にて存在することを示すことで、当該企業の財務健全性を示す会計資料である。 従って、これらの関係式は「資産の部の合計額」 = 「負債の部の合計額」 + 「純資産の部」となる。

参考例

貸借対照表
20XY/3/31

 FreeSMAT.Inc
単位:千円 
資産の部
科目 金額
流動資産 2,350
 現金・預金 1,500
 売掛金 450
 商品 350
 貸倒引当金 50
固定資産 750
 機械 500
 車両運搬具 250
繰越資産 50
 開業費 50
資産の部 合計 3,150
負債の部
科目 金額
流動負債 1,600
 短期借入金 800
 買掛金 550
 未払金 250
固定負債 500
 長期借入金 500
純資産の部
 資本金 800
 利益剰余金 250
負債及び純資産の部 合計 3,150
(補足説明)
名称 内容
資産の部 現金、売掛金、商品在庫、設備、車両など資産の状態を表す。
負債の部 買掛金、借入金、社債など債務の状態を表す。
純資産の部 資本金、利益など資本の状態を表す。