QCD(キューシーディー)

用語の意味

QCD(キューシーディー)は「Quality」(品質)、「Cost」(費用)、「Delivery」(納期)の略称で、製造業で多く用いられる用語の一つ。 これら3つの要素はいずれも顧客満足度を高めるものであるが、互いに作用しあっており、トレードオフの関係性にある。 企業は自社の製品またはサービスにおいて、QCDの要素をより向上させようと努力することで競争力を高める。

トレードオフの関係性とは、あちらを立てれば、こちらが立たぬといった状態のこと。 例えば、品質を高めればコストが上昇したり、納期が遅れたりする。 同様に、コストを下げると品質も下がる等。 したがって、これらQCDの要素のバランスをどのように配分するか、営業戦略やマーケティングに沿って検討していくこととなる。