マーケティング

用語の意味

マーケティングという用語について、公益社団法人日本マーケティング協会が次のように定義している。

マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。

前述の定義は公益社団法人日本マーケティング協会によるものだが、アメリカマーケティング協会(AMA:American Marketing Association)では、時代の変遷によりMarketingの定義がしばしば改訂されている。 例えば、2007年の新定義では次のように公表されている。

Marketing is the activity, set of institutions, and processes for creating, communicating, delivering, and exchanging offerings that have value for customers, clients, partners, and society at large.

これをGoogle翻訳すると次のように訳されます。 マーケティングとは、顧客、クライアント、パートナー、および社会全体にとって価値のある製品を作成、伝達、提供、および交換するための活動、一連の機関、およびプロセスです。 "set of institutions"を「一連の機関」と訳す点に違和感があるが、institutionは慣習や制度といった意味があり、組織活動という観点からは「一連の組織的慣習」や「一連の制度」と解す方がしっくりとくるように思われる。

マーケティングという言葉が誕生して歴史が浅いこともあり、その定義も時代とともに変わっており、ざっくりとした理解としては「売れる仕組み」と表現されることがしばしばある。 この他、日常的には市場調査(マーケティング・リサーチ)のことを口語的にマーケティングと呼ぶ人も一定程度いる。