有利子負債

用語の意味

有利子負債とは、利息を付けて返済する義務のある負債のこと。銀行等からの借入金、社債、コマーシャル・ペーパー(CP)など、貸借対照表の負債の部に計上されるもの。

負債との違いについては、例えば、貸借対照表の負債の部には利息を付けて返済する必要がない買掛金や未払金といった勘定科目があり、これらは有利子負債に該当しない。

製造業や通信・電力事業はサービス業などと比較して、有利子負債が大きくなる傾向がある。 工場の建設費、機械の購入、不動産取得などの資金が必要となりがちであることから、このような傾向となる。 このため、総資産に対して有利子負債の比率が低いほど経営の安全性が高いが、業界によりどの程度の有利子負債比率が適正かは、その業界により異なる。